親の会社に勤める前から当然そういうことはあるだろうな。と覚悟はしていました
「いじめ」です。
最初の2週間は全従業員がめちゃくちゃ優しくて真面目で
なんの問題もありませんでした
ですが、僕が社長にいちいちチクらないという風に思われだしてから、少しずつ風向きが変わってきました
少しずつボロが出てきます
仕事さぼってタバコ吸う、仕事中にスマホで競馬の結果を確認する、遅刻する、休憩行くのが少し早め、休憩に行って帰ってくるのが遅め。
正直、ここまではまだ目をつぶっていたんですが、イヤな仕事は全て新人か下の人間。
2週間経ったぐらいから、風向きが変わってきました
「こんなんも知らんの?社長の息子やねんから勉強してから来てよ」
「社長の息子やねんから、飯ぐらいおごってくれてもいいのにな」
「社長の息子やのにこんなんもできひんの!?」
「こんな仕事で金もらえんねやから社長の息子はええな~」
「仕事教えてほしいんやったら、早めに来て教えてくださいって言うのが常識やで」と言われたので、1時間早く行って「仕事教えてください。」って言ったらその人の雑用を教えてもらいました。そして、後日雑用を覚えて、先輩が来る前に雑用を終わらせといたら「今日は教える日じゃない」と言われ。「いつ教えてもらえますか?」と尋ねると「自分のことばっかり考えすぎや!」と一喝。1週間後にヒマで先輩も「ヒマやなー」と言っていたので、「仕事教えてください」と言ったら、「やっと聞いてきたんか!?やる気無いんかと思ったわ!」
心の中では『こいつら、全部覚えとくからな』
と、ずっとイライラしていました。
これは僕の憶測ではあるのですが、社長の息子というのは基本会社を辞めません。「イヤ」というだけでは辞めません。その上、僕は社長にチクりません。毎日毎日、少しずつ当たりが強くなってきて
ある日、先輩が僕の昼ご飯にたまたま(本人曰く)ぶつかって落とした時に「社長の息子やねんからこれぐらいでは怒らんやろ??」・・・謝罪無し。そして、それを聞いていた他の先輩が「そらそうや!だって仕事でけへんけどお金はいっぱいあるもん。またどっかで買ってきたらいいだけやと思ってんねやろ?」ちょっとイラっとしながら僕は「そんなん思ってないです」と言うと「こんなんぐらいで怒るん?こういう時こそ器の大きさを見せてよ!そういう器の大きさを見てオレらはやっぱりこの人の下でずっと働きたいな。と思うんやろ?見せてよ、器の大きさを!」・・・何故か僕が「すいませんでした・・・」と言って、その日はカップラーメンを買いに行きました。その僕を見てその場にいた人達は笑っていました。
悔しくて悔しくて・・・外で思いっきり泣いてから戻りました。
最初の半年は、いじめられながら仕事をどうやって教えてもらうか?その中でも生粋のいじめっ子気質の人間か、周りに流されているだけなのか?一緒になって言わないと自分がされるのがイヤだから一緒になっていじめてきてるのか?イライラしている気持ちがバレないように、
心の中では『こいつら、絶対に全部覚えとくからな』
正直僕の頭の中には利益を求めることや、会社を良くするというような前向きな気持ちを持って仕事に取り組むことはできませんでした。
でも、その中にも少しの光はあり、本当に仕事ができる人は全然仕事教えてくれました。厳しかったですが、こちらがちゃんと頭を下げて「教えてください」と言うと教えてくれました。良くも悪くも社長の息子とか新人とか関係なく、マジメにやる気を持って聞いてきた人間には仕事を教えてくれました。
そうです!光が見えてきた!
と思って、そのスタッフから教えてもらうようになってからは多少の他の人からのイヤがらせなどは軽くあしらっていました。でも、ムカついてましたけどね!
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